Tableauで複数のメジャーの表示形式を一括で変更する方法
Tableauを触り始めて1日目、テキスト表(テーブル)を作成していきなり初歩的な躓きをしました。
調べたらすぐに解決方法が出ると思ったのに全然ヒットせず、解決に時間がかかったのでメモ。
やりたいこと
元のデータで%表示させていたデータが、Tableauで取り込んだ後に整数になっていたので、該当のメジャー(項目)のみを選択して一括で表示形式を%に変えたい。
解決方法
「テーブル」の方に記載されているメジャーを選択し、右クリック>既定のプロパティ>数値形式から変更が可能。
自分の場合は「メジャーバリュー」に記載されているメジャーを選択していたため、複数変更できなかった…。(ポンコツミス)
理想通りにできました。
【比較表】Apple Search Ads(ASA)とAdjustの計測で乖離が起きる原因
ASA(Apple Search Ads)とMMPの乖離問題についてよく社内で話になります。
自分の会社ではアプリ広告の際に、AdjustというMMPを使って計測しています。
MMPとは
MMPとは「Mobile Measurement Partner」の略で、モバイルアプリの広告効果を計測・分析するためのツールやサービスを指します。
インストール計測や購入、登録等のアプリ内のユーザー行動の追跡、アトリビューション、広告詐欺の検出・防止等の機能があります。
代表的なMMPには、AppsFlyer、Adjust、Branch、Kochavaなどがあります。
自分が今の仕事についてアプリ広告の取り扱いは初めてなので、ASAとadjustで数値の乖離が起こる要因がどのようなものがあるかわかりませんでした。
また、聞いてみるとその要因も様々あるようなので、いまいち要領を得ませんでした。
どこかに整理されているものがあれば話が早かったのですが、調べた限りパッと出てくるものがなかったので、自分で表にまとめてみました。
参考にどうぞ。
Apple Search Ads(ASA)とAdjustの乖離要因【比較表】
〇は計上されるという意味です。
違い | 具体的な動き | Apple (ASA) | Adjust |
---|---|---|---|
ラストクリック |
Apple広告クリック |
× | 〇 |
ラストクリック |
Apple広告クリック |
× | 〇 |
クリックウィンドウの日数 | 30日間(固定) | 7日間(初期) | |
CVの定義の違い | アプリをDLした時点 | 初回起動 | |
ユーザーの識別方法 | Apple ID |
端末ごとの広告ID |
|
ユーザーの識別方法 |
機種変更したユーザーやデバイス複数台持ちのユーザーが再DLする |
× |
〇 |
レポートのタイムゾーン | 登録アカウントの地域 | UTC | |
再ダウンロード |
アンインストール |
〇 |
× |
追跡型広告を制限(LAT)が有効化 |
追跡型広告を制限(LAT)が有効化 |
〇 |
× |
休眠期間 (ASAのリダウンロードと Adjustのリアトリビューション) |
〇 |
△ ※Adjust画面でASAの休眠期間を0日に設定することで乖離を減少させることができる |
やはり一番大きく乖離が発生するポイントは「追跡型広告を制限(LAT)が有効化」でしょうか。
LATとは
LATとは、「Limit Ad Tracking(追跡型広告制限)」の略で、ユーザーがデジタル広告の追跡を制限するための設定です。
これをオン(有効)にすると、パーソナライズされた広告を表示することが制限されます。(オンにすると制限される…ちょっとややこしいですね。)
LATは iOS10から搭載された機能で、ユーザーはスマホの設定→プライバシーとセキュリティ→Appleの広告から任意でオン/オフの変更が可能です。
LATを有効にしているユーザー(LAT ON)の割合は、調べてみると20~30%程度といわれているようです。
ただ、これは少し古い情報なので、2024年現在ではもっと上がっていそうです。
ざっくりと考えると、だいたい30%程度のユーザーがパーソナライズ広告を制限しているということは、その分がAdjustではApple広告の成果として正しく計上されません。
おわり
数値を見る管理画面はなるべく統一したい!と思いつつも、ツールによって定義や条件がバラバラなので難しい…。
更にそれらの違いを理解しないと、何が正しい数値なのかわからない…。
デジタルの世界でお仕事をしている我々ですが、バックグラウンドはまだまだ泥臭く地道なことが多いです。
X広告(Twitter)のコンバージョンAPIの識別子にIPアドレスとユーザーエージェントが追加
タイトルの通り、X広告(旧:Twitter広告)のコンバージョンAPIの識別子に、新たに「IPアドレス」と「ユーザーエージェント」が追加されました。
すでに利用可能らしいです。
これまで、利用可能な識別子は「クリックID」、「メールアドレス」、「電話番号」のみでした。
識別子が増えればユーザーの一致率も上がるので、良いアップデートですね。
追加された識別子①IPアドレス
以下、IPアドレスの識別子に関する公式ドキュメントの内容です。
- ユーザー エージェントは、別の識別子 (twclid、メールアドレス、電話番号、ユーザーエージェント)と組み合わせて渡す必要がある。
- ハッシュ化不要
- ・ドット付き 10 進表記で記述される(例:8.25.197.25)
追加された識別子②ユーザーエージェント
以下、ユーザーエージェントの識別子に関する公式ドキュメントの内容です。
- ユーザー エージェントは、別の識別子 (twclid、メールアドレス、電話番号、IPアドレス)と組み合わせて渡す必要がある。
- ハッシュ化不要
- 要求元のアプリケーション、OS、ベンダー、バージョンを識別(例:Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_7)など)
私の感じ方ですが、今までXのコンバージョンAPIはあまり当てにならなかったように思えます。
飛躍的に精度が上がるというのは難しいかもしれませんが、
少なくとも全くデメリットのないアップデートですので、利用している人にとっては朗報です。
公式ドキュメント:X開発者プラットフォーム
X(Twitter)広告で投稿してしまった広告用ポストを削除する方法
少しだけ手こずったのでやり方をメモ。
やってしまったミス
X広告(Twitter広告)にて、広告用ポストを作成していたが、「下書き」にするつもりが投稿(ポスト)してしまった。
広告用ポストとして設定していたため、投稿してしまってもタイムラインに表示されることはないが、
下書き状態にしないとポスト自体がYahoo検索でヒットしてしまうらしい。
やりたいこと
広告管理画面のポスト一覧から、該当ポストを削除したい。
困ったこと
ポスト一覧のページ内を色々探してみるが「削除」の項目が見当たらず、削除の方法がわからなかった。
解決方法
調べたところ、Twitter公式ヘルプページに書いてあったので、手順に従って対応したら無事消すことができた。
1.ポスト一覧画面にて、該当ポストの「日付部分」を押す。
2.ポスト画面に遷移するので、右上の三点リーダーを押す。
3.削除ボタンを押す。
これで広告管理画面のポスト一覧からも消えていることを確認できた。
管理画面からも削除できれば楽なのに…。
GA4でデータ計測するための事前設定
GA4(Googleアナリティクス4)でWebサイトのデータを計測するための設定準備をしたので、学んだことをメモ。
- 最初:プロパティの作成をする
- ウェブストリームの追加と拡張計測の設定をする
- 「タグ設定」の設定をする
- 「データの収集」の設定をする
- 「レポートID」の設定をする
- 「アトリビューション設定」の設定をする
最初:プロパティの作成をする
Googleアナリティクスを既に利用している場合、新しいプロパティを作成する。プロパティ名は計測する範囲がわかりやすいよう、ドメイン名などを使用するのがおすすめ。
ウェブストリームの追加と拡張計測の設定をする
- 設定方法:
- GA4>設定>データの収集と修正>データストリーム>拡張計測機能 から設定する。
- 拡張計測の有効化:
- 拡張計測をオンにすることで、ページビュー数やスクロール数、離脱クリック、サイト内検索、動画エンゲージメント、ファイルのダウンロードが自動的に計測される。
「タグ設定」の設定をする
- 事前設定:
- GA4でデータを蓄積するための事前設定を行う。
- GA4>設定>データの収集と修正>データストリーム>タグ設定 から設定する。
- クロスドメイン測定の設定:
- 内部トラフィックの定義:
- 特定のIPアドレス(例:社内関係者)によるイベントを除外する設定を行う。
- 除外する参照のリスト編集:
- セッションのタイムアウト調整:
- ユーザーがアクションを起こさない場合のセッション終了時間を設定する。
-
①ユーザーがアクションを越さなかった場合にセッションが終了するまでの時間=セッションのタイムアウト、②セッションがエンゲージメントセッションとみなされるまでの時間=エンゲージメントセッションの時間
の2つが調整できる。
例えば電子書籍販売サイトや動画配信サイトなど、ユーザーがコンテンツに没頭し長時間にわたりアクションを起こさない可能性が高いサイトを計測する時はセッションのタイムアウトまでの時間を長めに設定しておくと良いかも。
エンゲージメントセッションの時間は変更するケースはあまりないかもしれないが、社内で確認し必要であれば調整。
「データの収集」の設定をする
- Googleシグナルのデータ収集:
-
Googleシグナルのデータ収集を有効にすることができる
GA4>設定>データの収集と修正>データの収集 で設定する。
Googleシグナルのデータ収集を有効にしておくと、Googleアカウントにログインしていて、かつGoogleアカウントの設定で「広告のカスタマイズ」をオンにしているユーザーのデータをクロスデバイスで紐づけることができる。
また、レポートでユーザーの年齢、性別、インタレストカテゴリを確認したい場合はGoogleシグナルのデータ収集を有効にする必要がある。
ただし、プライバシーポリシーの開示など対応ができている必要がある。
対応ができている場合は「ユーザーデータ収集の確認」という項目で確認済みのステータスにしないと収集ができない。
また、Googleシグナルのデータ収集を活用するには、1日当たりのユーザー数が月平均で500人以上必要という条件がある。
-
- データの保持期間:
-
イベントデータとユーザーデータのデータの保持期間の調整ができる。
-
デフォルトではイベントデータの保持が2か月になっているが、最大値の14か月にしておくことがおすすめ。
- 過去データの長期間保存にはBigQueryエクスポートが必要。
-
- データフィルタの設置:
「レポートID」の設定をする
- レポート用識別子の設定:
-
レポート用識別子のことで、アナリティクスがイベントとユーザーの関連付けに使用する方法を指定できる。
- GA4>設定>データの表示>レポートID で設定する。
- モデル化データ(=モデリング)を使用するには同意モードが必要。
-
「アトリビューション設定」の設定をする
- アトリビューションの設定:
GA4の立ち上げからやったことがなかったので、良い勉強になりました。
ブログを開設しました
ブログを開設しました。
最初なので方針とか色々まとめます。
■ブログ開設理由
- Web広告について勉強をする中で備忘録を残したい
- アナリティクスとも連携させて仕組みをもっと理解したい
- SEOについても実感しながら理解したい
- 額の大きさを問わず収入源を増やしたい
- 継続できる趣味を増やしたい
■このブログで書くこと
- 広告関連の情報をまとめる
- 媒体のアップデート情報
- お仕事で活用できそうなこと
- 疑問に対して調べたこと
- こうやったらうまくいったとかのTips
- 業務を効率化するためにやったことをまとめる
- 良さげな拡張機能やツール
- プログラミング
- 書籍感想
- お仕事について考えていることをまとめる
-
- 現在と過去でどのくらい成長できたか振り返り
- 思っていることややりたいこと
■簡単経歴
・2021年→インハウスWeb広告運用未経験で入社
・2024年→ほぼ同じ業務内容で2社目中途入社
インハウス広告3年目。1社目も2社目も商材が楽しいエンタメ業界です。
最初は特に大きな理由もなく広告の仕事に就いてしまったけど、
面白いお仕事なので本業として頑張ることにしました。
■現在のスキル
星の度合いは感覚。★がないものは未経験。
【広告関連】
Google★★☆☆☆
Yahoo★☆☆☆☆
Meta★★★☆☆
X(Twitter)★★☆☆☆
LINE☆☆☆☆☆
アプリ広告☆☆☆☆☆
経験者採用で入ったとは思えないレベル。まずい。
【そのほか】
GTM★★☆☆☆
GA4★☆☆☆☆
Tableau☆☆☆☆☆
GoogleBigQuery☆☆☆☆☆
Excel★★☆☆☆
プログラミング能力★★☆☆☆
データ分析能力★☆☆☆☆
具体的な名前で入れているのはお仕事で使っているものです。
前職はGoogle文化で慣れていたけど、現在はMicrosoft文化なので焦っています。
フォトショも使いますが、絶対伸ばさないとまずいスキルでもないので除きます。
■このブログの最初の目標
2024年の今年まで
- ブログを続ける
- 上記のスキルをすべて★2つ以上にする
- ブログとGA4と連携させる
- ブログ全体をブラッシュアップしてある程度満足のいく出来にする
- Google AdSenseを入れる
- できればはてなブログから自作ブログへ移行
ブログを続けられるのが一番の目標です。
3日坊主になりがちなので頑張ります。